先日のUAゼンセン中央執行委員会でも報告し、再々政府に提案をしてきた、独立性の認められない子会社間などで実施される出向(グループ内出向)が、来る8月1日から新たに雇用安定助成金の助成対象になることが決まりました。

既に実施されている出向は対象にはならず新規に実施される出向が対象で、コロナ禍での特例ではありますが、雇用安定の一助になることだと期待をしています。また、雇用調整助成金も年末まで延長をされる模様です。

一方、これまでの雇用調整助成金の支払い確定額が4兆円になるなど、雇用保険の財源がひっ迫していることは事実で、厚生労働省は雇用保険料の引き上げの検討に入るとの報道もあります。

コロナ禍という特異な状況下であっても、雇用を守ることも、雇用保険制度の持続も両立できる方法を模索し提案して参りたいと思います。

 

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