本国会、最初の委員会質疑に立ちました。1月26日に国会が招集され55日が経過し、150日間の会期の1/3が既に経過しています。
 この間、国会は年末から続く自民党派閥の裏金問題に端を発した「政治と金」の問題で紛糾し、まともな審議日程すらいまだ立っていません。
 本日は予算委員会に有識者の先生方を公述人としてお招きし、政府予算に対する見識を伺う公聴会を開催しました。
遠藤久夫(学習院大学教授・社会保障審議会会長)に対しては、全世代で子育てするという思想の中で何が必要か、高齢化の進展で医療費の増大が止まるはずはなく、医療提供体制の見直しをするしかないのではといった点を問いかけました。
また、作山巧(明治大学農学部教授)には農業者の生産基盤強化や食の安全保障を進めるなかで、適正な価格形成にあたり小売り・流通業が果たす役割について訪ねました。
 先生からは農家からスーパーまで関係者全体が低価格(デフレ)均衡に陥っており、そこから抜け出すため「直接支払い」制度を導入すべきとの示唆をいただきました。
公聴会そのものは多くの提言をいただき大変有意義な場でしたが、こうした知見を本来の政策議論に活かす機会すらない現状の国会に姿に、いち国会議員として忸怩たる思いでいっぱいです。
予算委員会終了後、会館に戻り参議院法制局との打ち合わせ。頭が長時間予算委員会モードになっていたので切り替えも一苦労。

良い法案を作る為頑張ります。

一覧へ戻る